木曜日, 11月 15, 2012

映像の色調を考える

 映像の色調とは濃淡・明暗・強弱などのぐあいで色合いが変わります。

クラシックバレエを長年経験して得たデータとして言えば、色温度は、3400K・3600K・3900K・4200K・4500K・5000K・5500K・6000Kと8種類ぐらいが何処に行っても同じパターンです。

つまり、一つの発表会や公演で、これだけ照明の色合いが変わるのです。ヴァリエーションごとに変わったり、「白鳥の湖」と「パキータ」では全然変わりますね。

これを複数のカメラで撮影する場合、事前に各カメラの色調を合わせます。何故なら、カメラが切り替わる度に顔色が変わると違和感を感じるからですね。そして、本番中の色調整には無理があります。

なので、間をとって4700Kくらいで撮影するのですが、当然3400Kの照明下では赤っぽくなり6000Kでは青っぽく映ります。

以前、先生からあるバレエ団のDVDを観せてもらったことがありますが、第一部が3400Kくらいの照明で第二部が6000Kくらいだったのに、各カメラを第一部の3400Kで調整したままだったので、第二部がずーと真っ青だったことを覚えております。そして、フィナーレが3400Kに戻ったので色合いが適正になりました。「これで良いのか」と思いましたね。

ちなみに、細かい色温度調整が出来る当方所有のカメラを使えば見事に綺麗な発色をしております。


0 件のコメント: