月曜日, 10月 08, 2018

仕事は先輩の背中を見て覚える

はい、自慢話です。

私は教わることよりも、カメラマンの背中を見て覚えてきました。

業界では良い意味で「ぬすむ」といいます。

教えてくれなくても技をぬすむということですね。

学生中、まず、現場実習として初めて経験したのが、講師でもあるNHK(BK)のカメラマンに誘われてカメラマン助手をさせて頂きました。

もちろん、「よう頑張った。」と褒めてくれましたよ。

そして,就職が内定した大手のテレビ番組制作会社で、現場実習として民放の報道部でカメラマン助手をさせていただきました。

テレビ局開局当時は、映像専門学校卒でも入社できた時代があり、学校の先輩だという名カメラマンが何人もおられ、後輩ということで可愛がっていただきました。

4月から配属先が別の民放に変わりましたが、仕事内容は同じで3カ月の研修期間を終え正社員にならせていただきました。

報道部ということで、日替わりで多くのカメラマンの助手をしてきたので、最高のカメラマンの時には大いに張り切りましたね。

例えば、小さなビデオ会社に就職できても、2~3人しかおらず、マニュアル通りの撮影を日々こなしているだけの先輩の背中では、覚える内容が大したことないですが、さすが、天下のテレビ局です。

高度な撮影技術を持っている人も数名おられました。

覚える内容とスピードが違います。

なので、自分の会社の先輩が3年掛かって覚えた撮影を、1年でマスターしてやると心に誓い必死になって独学で覚えましたね。

しかしながら、後輩には教えてやってくれと中間管理職に言われても、自分がまだ一人前になれていないのに悔しい気持ちを持ち続けましたね。

そんな時にヘッドハンティングの話をいただいたり、報道部長に褒められたりしたことで、フリーカメラマンになる決意を致しました。

当時は出身会社名を名乗るだけで信用してくれたり、実際の仕事ぶりや映像を観て、ますます信頼していただけましたね。

良い時代でした。

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