水曜日, 9月 16, 2015

リアルタイム色温度変換と平均値固定の色温度

 リアルタイム色温度変換は難しい撮影テクニックですが、平均値固定の色温度は簡単です。お客様が平均値固定の色温度を希望される場合は、当方も仕事が楽で割り切ります。

しかし、より良き物をと願うお客様の為に研究した結果のリアルタイム色温度変換です。

どちらを希望しても当方は、その条件の中で最高の仕事をいたします。何故なら、撮影は色温度だけでなく、カメラワークの方がもっと大事だからです。



木曜日, 9月 10, 2015

同業の海外のカメラマンの思い

 海外の動画で四羽の白鳥を観ました。通常のフォーショットで撮影する中、3回程、下半身のフォーショットがスイッチングされました。日本の殆どのバレエ教室の先生方は、常に全身サイズ以上の撮影を望まれていると思います。そうすると、この下半身サイズは要らないカット(1クリップ)ですね。

しかし、私には分かるのです。それは、上半身は顔こそ動きますが、手を繋いだままであり、足だけでの演技が殆どですね。なので、下半身サイズを撮りたかったのでしょう。

ちなみに、当方もリフトシーンを一回だけ一瞬の寄りを撮っています。それは、男性ダンサーの足が止まっている時で、リフトを成功したからこその寄りなのです。そんなことから、カメラマンやスイッチャーの気持ちが理解できます。

ただ、私は下半身だけのサイズは撮らないですね。要らないと言われることを知っているからです。それに、リフトも要らないと言われれば寄りません。

水曜日, 9月 09, 2015

優しいバレエ発表会DVD

 例えば、コールドが両サイドに立っていて、4羽の白鳥を演技する場合、もちろん、4人のダンサーのルーズグループサイズでフォローしますが、下手や上手のコールドに近づいたら一瞬でもコールド込みのサイズに構図を広げており、中央に移動すれば元のグループサイズにしています。

これに対して、4羽の白鳥だけで良いとする方がおりますが、公演ではなく発表会であり、親御様やご本人の為にも近づいたら構図に入れております。

その上、リアルタイム色温度変換により客席のお客様が見て感じた本当の色合いに正しく調整されている為、すごく綺麗な発色で映しております。

【少子化でも人数の多い教室になりますように。。。】

 先日、長年お世話になっている先生から、新しいバレエ教室を紹介していただきました。第1回であり先生も若く人数の少ない発表会でしたが、一切手を抜くことなくいつもどおりの撮影・編集をいたしました。そして、もちろん感激していただき、納品時に「このDVDを入会希望者に観せてあげてください。きっと、同じ習うなら先生のところで習いたい。と言って頂けると思います。そして、もちろん、先生のお人柄とご指導力が一番の決め手ですね。」とお話いたしました。

月曜日, 9月 07, 2015

リアルタイム色温度変換対応動画デジカメ

 当方所有の動画デジカメPanasonic DMC-FZ200は、全域F2.8の高倍率(光学24倍/35mm判換算25mm~600mm)ズームレンズでズームしても暗くなりません。寄りも600mmなので、まずはOKです。ちなみに3台所有。そこで、今後益々デジカメの動画機能が進化していくのは間違いないと思いますので、高価なので手が出ませんがシネレンズがあるように、写真用レンズも昔のレンズのように3カム式フルマニユアルレンズが復活して欲しいと思っています。

そこで、カメラボディは一眼レフであり、ファインダーは視度調整のできるビューファインダーになって欲しい。レンズは開放F2.8で良いので寄ってもF4ぐらいになれば良いです。当方としましては、35mmから始まる18倍ズームで630mmまで寄れれば問題なしです。また、音声端子もPanasonicさんで出ていますが、XLR端子2系統が標準で付いていれば映像と音声が充実し、もう「ビデオカメラ」が死語にになることでしょう。

次に、大事なことはリアルタイム色温度変換です。現在、NikonのD500・D750・7200は、録画中にリアルタイム色温度変換できることを確認しています。ただ、100K単位で変えられないのが残念です。その点、Panasonicさんは、全域100K単位で変更できるので、やはり、Panasonicのカメラが録画中にリアルタイム色温度変換出来れば良いですね。

ちなみに、業務用のビデオカメラでPanasonic AJ-PX270はリアルタイム色温度変換できるそうです。

【ファインダー情報はカメラマンの命】
FZ200のファインダー情報は、常時表示なので何の問題もなく撮影出来ていたのですが、今回、マウントアダプターを介してG7にシネレンズを付けて撮影していると、1分経つとファインダー情報が勝手にOFFになります。これはショックです。もちろん、純正レンズでもOFFになります。それに、シネレンズのF値は連動していないのでファインダーに表示できません。そこで、たよりはヒストグラムなのですが、これが消えてしまうのです。だから、ファインダーの濃淡に慣れ、感で適正露出を決めなければなりません。ますます、熟練の本物のカメラマンでないと出来ない撮影システムとなりました。ちなみに、サポートセンターに聞くと、後継機のFZ300やGH4も、1分経つとファインダー情報が勝手にOFFになるそうです。これを机上の空論というのでしょうか?

木曜日, 9月 03, 2015

大成功のリアルタイム色温度変換

【Only one technology】
バレエの第1部小品集では、演目ごとに照明の色温度(色合い)が変わることが多いです。ちなみに、バレエ劇では、演技中に色温度が変わることもあります。これを何も対策しなければ、真っ青になったり真っ赤になったりします。

そこで、当方はゲネプロ時に各演目の色温度を調べており、プログラムにメモしておきます。そして、本番ではプログラムに豆球を照らし、演目間の暗転中にリアルタイム色温度変換しています。

今回で言えば、3900K⇒4500K⇒3900K⇒5500K⇒3900K⇒4200Kと、
カメラの色温度調整ダイヤルを回し、色温度をリアルタイム変換いたしました。

このことにより見事に、客席のお客様が見て感じた本当の色合いに正しく調整することが出来たのでした。